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俺もう鈍感のフリ辞めるわ
第11章 濡れ濡れのお勉強会!?
そこからはしばらく...普通に勉強した。
ベッドの側にあるテーブルでマンツーマンで教えて貰えば、美咲はかなり教えるのが上手い。この人家庭教師の方が向いてるんじゃね?
「少し休憩しようか。紅茶でいい?」
「ありがとうございます」
久しぶりの勉強で疲れてしまい、背伸びをしながらキッチンに向かう美咲の背中を眺める。
はっ!!疲労のせいでぼんやりとしてた。ここは物色するのが男の務めじゃないか。
俺が物色すれば何かイベントが起きるはずだ。
よっしゃ!!張り切って...あー、ほらきた...
勢い良く立ち上がると、自分が置いていたいくつかのノートを踏んで足を滑らせてしまった。
そのままびたーんっ!!と漫画のように倒れ、横を向いた視界の先...ベッドの下の奥の方に、何か四角形の物体を発見した。
躊躇無くそれに手を伸ばして引き摺り出すと、物体の正体は段ボールの小さな箱だった。
ここで開けるのが人間の性...だからこそ浦島太郎のオチが成立するのだ。
俺も太郎先輩に習い箱を開くと、なんとその箱には大人の玩具が入っていたそうな...
わあぁ、大人の玩具の宝石箱やー。