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俺もう鈍感のフリ辞めるわ
第3章 ツンデレ娘は好きですか?

ここは廊下のど真ん中で、下校中の生徒が沢山いる。さすがにここで泣かれたらやばい...

「わかった!!わかったから...な?手伝うよ...」
「...最初からそう言えばいいのよっ」

芽衣は俺の苦労を知ってか知らずか、フンと鼻を鳴らして顔を横に向ける。
しかし表情は解りやすく柔らぎ、頬はピンク色に染まっていた。

なんで幼なじみとのセックスを我慢して...苦手なツンデレ娘と荷物整理なんてしなきゃならないんだよ...
芽衣は俺の落胆と怒り等知る由も無く...相変わらずの態度だが、やけに軽い足取りで体育倉庫へと向かい、俺は対照的に重い足取りで後に続いた。

体育倉庫は独特の陰湿さを感じさせ、扉を閉めたら小窓しかない密室へと変わる。
ここ良いなぁ...今度凛子誘ってみようかな、学校でセックスとか一度はやってみたいし...

「なにニヤニヤしてんの?さっさと始めるわよ」
「あいよー...」

荷物整理...といっても、軽く散らばったマットを重ね、段ボールを積むだけのもので、予想通り一人で十分な作業だった。
むしろ教師達が生徒にやらせる意味すら理解できない程の簡単な作業は五分とかからず終えてしまったので、さっさと帰って凛子にメールしてみよう。
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