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俺もう鈍感のフリ辞めるわ
第3章 ツンデレ娘は好きですか?
「誰よ...」
「ん?」
「デートの相手よ!!誰なのよ?」
余計めんどうな状況になってしまった...ちょっと強引に終わらせよう。
「別に芽衣に関係ないだろ。なに?俺の事好きなの?」
「ちょっ!?は?なに言って...はぁ!?アンタが...すす...好きとか有り得ないからっ!!むっ...むしろ嫌いだからっ!!」
「そっか...悪かったよ。じゃあ、俺達もう関わらない方が良いな」
「...えっ?えっと...そこまでしなくても...」
「嫌いなんだろ?」
「そんなに...嫌いってわけじゃ...なくて...その...」
おっ...泣きそう。ここなら誰もいないし、泣いてもいいな...
芽衣はプライド高いし、変に言いふらしたりしないだろう。
「別にどっちでもいいんだけどな...どっちにしろ、俺は今からデートの相手と楽しい事するし」
「楽しい...事?」
「男と女がする楽しい事なんて一つだろ?」
ここまで言っても問題無いだろう...相手の名前出さなければ良いだけだ。
芽衣は焦ってるみたいだし、ここでおもしろい事になるかもしれないからね。
すると芽衣は...溢れかけた涙をゴシゴシと拭う。