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俺もう鈍感のフリ辞めるわ
第4章 どじっ子教師とイケナイ関係!?

「じゃあ俺と一緒に練習してみます?」
「れっ、練習って?」
「大した事じゃないですよ。軽く手を握ったりして、少しでも先生が男...って言っても俺みたいなガキで悪いですけど、とにかく男に慣れたらなーって。勿論先生が良ければですが」
美咲はどこか葛藤するように沈黙し、赤面させて言った。
「...うん...じゃあちょっとだけ...川端君なら...お願いできるかな...」
「なんで俺なら良いんですか?」
「えっ...?あっ!!いや、深い意味...とかじゃなくて...とにかく...お願い...」
ちょろいよー、この人聖職者にあるまじきちょろさだよー。
長机の前のパイプ椅子を二つ引いて美咲に手招きする。
「とりあえず座りましょうか」
「うん...」
美咲は隣に並んだ椅子に腰掛けてスカートをぎゅっと握り、俯いた。
おーおー、緊張しちゃって可愛いのー。
俺も隣に腰掛けながら、美咲の顔を覗き込んだ。

