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俺もう鈍感のフリ辞めるわ
第2章 王道!?幼なじみ
「そっ...そうだよね...」
凛子は止まった足をぎこちなく再始動させながら口ごもった。
俺は敢えて凛子のあからさまな動揺に気付かないフリをしながら歩くと、凛子もトテトテと俺の横に並ぶ。
「えっと...隼人は彼女とか作る気ないの?」
おおー、ここまで簡単に焦ってくれるとは...
「彼女かぁ...そりゃ欲しいよな。でも候補はいっぱいいるけど、理想とか有るじゃん」
「ふーん...隼人の理想の女の子ってさ、どんな人...?」
「まあ理想ってのは大袈裟だったわ。やっぱり思春期の男子としてはさ、どんな可愛い女の子でも、やっぱりただ付き合うだけじゃ満足できないだろ?」
「その...付き合う以外って...それ以上の事...?」
「ああ、俺としては胸とか触らせてくれる女の子がいいなぁ。そんな女の子なら彼女候補の中でも一気に上位まで抜け出すんだけどな」
我ながら最低の発言をしていると思う。でもこれくらいじゃ凛子の俺に対する評価は下がらないだろう。
横目でチラリと確認してみると、凛子は顔を真っ赤にして小さく洩らした。
「えっと...もし、もしもだよ?私が胸触ってもいいって言ったら...嬉しい?」
あっ...コイツちょろい...