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俺もう鈍感のフリ辞めるわ
第2章 王道!?幼なじみ
「凛子の部屋って久しぶりだな」
「あんまりじろじろ見ないでよ...」
凛子は俺の「嬉しい」という適当な返事に満足したようで、少し押すだけでそのまま凛子の家にお邪魔する事に成功した。
幼い頃は良く互いの部屋で遊んだのだが、中学生になった頃から部屋には入らなくなり、約四年ぶりに凛子の部屋に入った。
凛子の部屋は昔とさほど変わらず、大量のヌイグルミや全体的にピンクが多いという少し子供っぽい部屋だ。
...ってか、あの真ん中のヌイグルミって俺が小三くらいの時にあげたヤツじゃん...まだ持ってたのかよ...不覚にもキュンとしてしまったわ...
俺も凛子も両親が共働きで帰りが遅い。凛子が飲み物を取りにリビングに向かっているので、図々しくもベッドに腰掛けて待機する。
ここまで来たはいいけど...冷静に考えれば俺って童貞じゃん...
どうやってセックスまで持ち込めばいいんだ?
まあ...なんとかなるか....凛子なら最悪「やらせて」でなんとかなる気がする。
迷わず行け的な事をどっかの顎に特徴の有るおっさんも言ってたじゃないか!!
脳内でナントカのファイター的な...ボンバイエ的なBGMを流して戦闘意欲を高めていると麦茶を持った凛子が戻り、それを飲んだ後は気まずい沈黙が流れた。