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俺もう鈍感のフリ辞めるわ
第6章 爛れた休日?
「隼人は...私とエッチする方が好きだよね?井口さんは...その...胸がねぇ...」
凛子がこんな言い回しをするのは、自分だけが俺の女アピールをしても重くなるという事を理解しているのだろう。純粋にセックスの良し悪しで優位に立とうとしているようだ。
「胸は関係無いでしょ!!私だって...あんなに激しく...したんだから」
あらまぁ...貧乳を指摘されて芽衣ちゃん泣いちゃうよ?
うーん...言っている事は全体的に凛子の方が正しいんだが...泣かれたら俺が悪いみたいじゃん。
「ねえ?隼人はどっちが良いの?」
「はっきり答えなさいよねっ!!」
二人は俺に詰め寄り、激しい追求...審判を俺に委ねる。
「そんな事言ってもなぁ...二人とも違った魅力が有るだろ?どっちがどうとか...決めるのは悪趣味だろ...」
俺の判決はドロー。二人は俺の清々しい程の棚上げにポカンとしていた。
そんな目で見ないで...?俺も今の発言は無いと思ったのよ....
もう帰りたい...あっ...ここ俺の家だった。何このアウェイ感...
しばらく気まずい静寂が続いたのだが、二人は顔を合わせると何らかの意志疎通を行ったようで、再び俺を見る。
「だったら...今からエッチして....」
「どっちが良いのか...決めなさいよ」