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俺もう鈍感のフリ辞めるわ
第7章 幸運を運ぶ少女!?

「どうしたの?お母さんとはぐれちゃった?」

俺は少女の前でしゃがむと、我ながら引くくらいの外面で優しく問う。
この外面も俺の才能の一つで、逆に俺が騙されていると不安になる程効果的だ。
まあ表向きでは清純のアイドルだって裏ではやる事やってんだ。これくらい許せ。
少女は俺の存在に初めて気付いたらしく、嗚咽を止めて俺も見上げると少し驚いたようだ。
なんか二つ結びの髪が芽衣に似てるなぁ...いや、芽衣が子供に似てんのか...

「うぅ...お姉ちゃんが...いなくなっちゃたの...」

ほう...お姉ちゃんねぇ...
やはりこういう展開か...俺はロリコンではないぞ!!

「そっか。じゃあお兄ちゃんが一緒に探してあげるよ。お兄ちゃんは川端隼人って言うんだ。君のお名前教えてくれる?」
「ほんとぉ?私...アッコ...」

アッコ...?秘密の方?おまかせの方? まあアコとかアキコなんだろう。
うーん...名字が知りたいけど聞き返すとただの不審者だもんな。今でもかなり危ういけど、女関連なら以下略。
もし井口だったら大外刈して逃げるんだけどな。

そんな人でなしな事を考えている内に、公園に女性の人影が入って来たのだった。
...早すぎだろ...絶対アレお姉ちゃんだわ...
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