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俺もう鈍感のフリ辞めるわ
第8章 会長の性癖は想定外!?
ああー...ホント良い匂いがする....ああー....なんか服脱がされてる。ああー良い匂いがする...先輩も脱ぎだしてああー...良い匂いがする。
直美は無言で俺の服を脱がせ、自らもジャージを脱ぐと互いに下着姿になり、俺を優しく押し倒してまた胸元に顔を埋めた。
下着姿にダイレクトでジャージ着てたのか...俺って思ったよりマニアックかも。
匂いに意識を持っていかれてて何も考えられなかったわ。
トリップとストリップを同時にキメてしまった...ごめん、今の忘れてくれ....
ぼそっ...と直美は口を開く。
「一昨日は済まなかった...優しい隼人君にあんな事を要求してしまって...辛かっただろう?」
「え...?いえ、先輩の頼みなら。それに先輩に頼って貰えるなんてむしろ役得ですよ」
マジで言ってんの?俺が心を痛めながら先輩を叩いていたとでも思ってんのかよ...
「君には感謝しきれないな。ならもっとわがままを言ってもいいかな?」
「はい。俺にできる事なら何でも言ってくださいね」
いやー、内容によるよ?「付き合ってくーださいっ!!」とか言わないでね?
「今日も...これからも...私は隼人君を困らせるようなお願いをしてしまうだろう。おそらく...私が変態だから...その...隼人君に酷い事をされるような内容だと思う。それでも、ほんの少しだけ...隼人君の心の片隅にだけ...私を女性として見る気持ちを持って欲しいんだ」
「....ええ、当然ですよ。俺は先輩にどんな事を言っても、ちゃんと先輩が女の子だって思い続けますから」