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俺もう鈍感のフリ辞めるわ
第8章 会長の性癖は想定外!?
女心って良くわかんねぇな...女として思って欲しいのに酷い事されたいとか理解できない。
直美はするすると俺の胸元から滑るように移動した。
え?なんでベッドから降りちゃうんすか?
ベッドに座り直した俺の前で直美は床に跪いて...るんだろうけど、あまりに姿勢が美し過ぎて茶道でも始めるのかって思ってしまう。
そして一気に赤面した後...早速の要求を告げた。
「頼む...私を踏んでくれないか?」
ほへぇ?
「踏むって...どこをですか?」
「そうだな...私はどこでも構わないんだが...かっ、顔を...踏んで欲しい」
いきなりハードル上げ過ぎだろ...優しい(と思ってる)人に要求する事じゃないですよ!?
えぇ...なんでキスする時みたいに瞳をとじて俺を描いてるの?
でも先輩の綺麗な顔を踏むとか...まあ...頼みだから仕方ないよね?
不思議な興奮を感じながら足を上げる...直美の顎から額まで足裏を触れさせると、直美の熱い吐息を感じた。
もう少し強く踏むと聴覚でも吐息を感じられる...そして足裏を暖かい舌の感覚が撫でる。
ちょっとくすぐったいが...そんな卑猥な姿を見せる直美はやはり可愛い。
「んっ...はッ...」
うひゃあ!?足の指ベロンベロン舐めてる!?
俺の笑い声で先輩が作ってくれた空気をぶち壊すのは申し訳ないでごさる...
俺は必死にくすぐったさと戦っていた。