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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第39章 《巻の弐―黒い影―》
 その嬉しげなはしゃぎ声を聞きながら、泉水は庭の掃除に精を出した。
 静かな、心安らぐ時間がゆっくりと流れてゆく。この下界から隔絶された山の上の寺は、泉水と黎次郎にとっては極楽浄土のようなものであった。
 よもや、その穏やかな幸せを一瞬にして壊してしまうような怖ろしい出来事が起こるとは、その時、泉水は想像だにしていなかった。泉水も時橋も気付いてはいなかったが、ささやかな平安を脅かす黒い影はひたひたと足音を忍ばせて這い寄ってきていたのである。
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