この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第39章 《巻の弐―黒い影―》
 むろん、泉水から一部始終を聞いた時橋は最初、猛反対したことは言うまでもない。が、幾ら異を唱えても、泉水の意思が固いことを知り、諦めた。泉水を育てた乳母だけに、一度決めたら絶対に意思を変えない泉水の性格を誰よりも知り抜いている―。
 山門からは長い石段が続いている。泉水と時橋はそこで立ち止まった。黎次郎を抱いた脇坂がゆっくりと石段を降りてゆく。
―黎次郎ッ。
 思わず名を呼んで引き止めたい衝動と闘いながら、泉水は溢れる涙をこらえた。
/3368ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ