この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第40章 《巻の参―出家―》
「時橋ッ、時橋ッ。一体、何としたのじゃ?何ゆえ、かようなことを致した? 何ゆえ、私一人を残して逝ってしもうたのじゃ」
 悲痛な声が夜陰に消えてゆく。時橋は血の海の中に転がっていた。三日月の儚い光だけではしかとは判じ得ぬけれど、よくよく眼を凝らしてみれば、桜の古樹の根許にはおびただしい血がひろがり、地面に滲んだ血は既に赤黒く変色しつつあった。
「時橋―、時橋」
 泉水はひたすら泣きじゃくった。
/3368ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ