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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第6章 《巻の壱》
重ねて言われ、泉水は口を動かそうとしたが、言葉にならない。喉元まで出かかっているのに、そこでつかえて言葉にできない。
その時、唐突に烈しい快感が身体の奥底から湧き出てきた。それは泰雅に深々と貫かれた場所から生まれ、ひそやかな歓喜となって全身に漣のようにひろがってゆく。歓喜の波は一度ではなく幾度も湧き起こり、次第に烈しい一つの高まりとなり、泉水の全身を駆け抜けた。まるで自分の身体が高みまで上り詰め、そこからまた一挙に急降下したような、そんな感覚であった。
その時、唐突に烈しい快感が身体の奥底から湧き出てきた。それは泰雅に深々と貫かれた場所から生まれ、ひそやかな歓喜となって全身に漣のようにひろがってゆく。歓喜の波は一度ではなく幾度も湧き起こり、次第に烈しい一つの高まりとなり、泉水の全身を駆け抜けた。まるで自分の身体が高みまで上り詰め、そこからまた一挙に急降下したような、そんな感覚であった。