この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第55章 第一話 【春雷】
「向こうに―、向こうに!」
 何故なのか、久方ぶりに逢う祐次郎を前にすると、言葉がつかえてしまう。いつもより言いたいことの半分も言えない。途中で口をつぐんだ泉水を、祐次郎が少し怪訝な顔で見る。泉水は更に頬を上気させ、ひと息に言った。
「向こうに椿の樹が何本も集まっているところがございます。そこの椿はとても珍しくて、
白と紅のふた色の花が一本の樹に咲きます。多分、今がいちばんきれいな頃ではないかと」
/3368ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ