この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第3章 《巻の弐―運命の悪戯―》
 泉水が頷いて、もう一度頭を下げたその時。
 ふいに一陣の風が二人の間を駆け抜けた。
 橋のたもとの桜が梢をさわさわと揺らし、桜貝のような薄紅色の花びらが雪のように風に舞う。
 男が泉水を見つめる。
 泉水もまた男を見つめる。
 はらはらと降りしきる花びらの雪の中、自分と男を取り巻く時間が刹那、止まったような気がした。
 それは随分と長い時間のように思えた。
/3368ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ