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ーウラ彼ー
第7章 海斗の欲望
そのせいか…ケンカまではしないけど、海斗の機嫌が悪いことも…。

今日は金曜日。
明日は休みだし、いつもよりゆっくり出来る。
メールを送ってみる。

〈今、帰る途中。今日は会えそうだけど、家にいる?〉

〈うん。待ってる!〉

良かった!今日は機嫌良さそう

着いたよメールをすると、
〈今、誰もいないから、そのまま入ってきて。〉
最近はこんな感じ。
まぁ…そんなもんだよね〜。

部屋に入ると、テレビを見て待ってた。
「おいで」と、手を引っ張り自分の上に座らせる。

「詩織が、全然…構ってくれないから、さみしかった。」
そのまま上を脱がされ、胸に顔を埋める。

「ごめんね。私も会いたかったよ」

「じゃあ、今日は帰らないで…。親は今日、帰ってこないから。」

海斗の両親は、夜もたまにいない事もある。
だから、甘えん坊なのかな。

「でも、お兄さんは?」
海斗には2歳違いの兄弟がいる。

「あいつは、帰ってくるか分からないし、来たとしても何も言わないよ、あいつも、いつも彼女連れてくるし…。」

私は兄弟も多くて、いつもお母さんは家にいてくれる。
家族がいるのが、当たり前で育ってきたからか、
海斗の状況が何だか、可哀想でほっておけなかった。

お母さんには、専門学生の友達の家に泊まると伝えて許しをもらい…今日は海斗と一緒に過ごすことにした。

海斗は嬉しそうに、
「じゃあ、いっぱいHしていぃ?」

上機嫌。。。
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