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そのキスの代償は……
第6章 その逢瀬
どうしたんだろうか…
事故とかじゃなきゃいいんだけど。
そう思いながら焦って開いた画面には何を考えているのか
理解できない文字
『すまない。急用ができて行けない。
翌朝モーニングを頼んでおいたからそれを食べてから帰ってくれ。』
まるで、仕事の連絡のようなメール。受信時間は真夜中近くだった。
こんな時間に急用って…
そんなことってあるんだろうか?
私は朝食を食べるために、ここにきてるわけじゃない…
もっと上手く誤魔化せばいいものを…
そう思うと苦いものがこみあげてきた。
そんなことを考えている私をよそに、
あの人は晒された素肌にそっと生暖かいものを押し付けはじめた。
そこを中心に躰がじんわりと熱を帯び…
私の躰に欲望の火を灯し、共に淫欲の時を刻む合図の行為。
蜜壺の蜜が、その手慣れた刺激にだらだらと応え始める。
それなのに、私はまだあの夜に固執していた。
本当は、用事なんかじゃないのかもしれない…
他に都合のいいおんなが見つかれば、
相性のいい躰が手に入ったら、私なんて即いらなくなる。
ひと(男)がひと(女)の魅力に堕ちるのなんて…
一瞬のこと。
こんな関係、何か惹きつけられるものが…
魅せられ熱病にうなされて判断能力が落ち、
耽るように関係を持ち続けない限り、次は望めない可能性が高い。
事故とかじゃなきゃいいんだけど。
そう思いながら焦って開いた画面には何を考えているのか
理解できない文字
『すまない。急用ができて行けない。
翌朝モーニングを頼んでおいたからそれを食べてから帰ってくれ。』
まるで、仕事の連絡のようなメール。受信時間は真夜中近くだった。
こんな時間に急用って…
そんなことってあるんだろうか?
私は朝食を食べるために、ここにきてるわけじゃない…
もっと上手く誤魔化せばいいものを…
そう思うと苦いものがこみあげてきた。
そんなことを考えている私をよそに、
あの人は晒された素肌にそっと生暖かいものを押し付けはじめた。
そこを中心に躰がじんわりと熱を帯び…
私の躰に欲望の火を灯し、共に淫欲の時を刻む合図の行為。
蜜壺の蜜が、その手慣れた刺激にだらだらと応え始める。
それなのに、私はまだあの夜に固執していた。
本当は、用事なんかじゃないのかもしれない…
他に都合のいいおんなが見つかれば、
相性のいい躰が手に入ったら、私なんて即いらなくなる。
ひと(男)がひと(女)の魅力に堕ちるのなんて…
一瞬のこと。
こんな関係、何か惹きつけられるものが…
魅せられ熱病にうなされて判断能力が落ち、
耽るように関係を持ち続けない限り、次は望めない可能性が高い。