この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
そのキスの代償は……
第10章 その約束
うまく動けず、ソファーに躰を囚われたまま頬を染める。


「課長…

かちょう…

かちょう?」


私の呼びかけに反応してくれない…

見せつけるように浮いた股の蜜。

何事もなかったようにだらだらと流れるのが急に恥ずかしくなって…

膝を擦り合わせた。


あの人は携帯を弄り終えたのかベッドサイドに戻すと、

今度は身に纏っていたものを脱ぎ始めた。


細い線だが均等の取れた肉付きの背中が見える…

いつもあの背中に腕を回して揺さぶられ、

指を喰い込ませて、イカされる。


一度だけ…

その背中に腕を回して指を彷徨わせたとき…

明らかにそれとわかるひっかき傷を指先に感じたことがある。

ほとんど治りかけていたその傷に触れた瞬間、

女の影をその背中に見せつけられて…

心の奥がザワリと騒いだ。


それはあの奥様を抱いた時のモノなのか…

それ以外の情事の名残りなのか…


でも、私はそうやって爪を立てて、痕を残すことなんてできない…

どんなに気持ち良くてもそれだけは気を付けている。

嫉妬心で無邪気にそういうことをできる程、

私は愚かでもなく…

ましてや若くもない。

それが、日の光を浴びることのできない関係だと思っている。
/302ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ