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そのキスの代償は……
第14章 そのひと時
午前中あの人のもたらした仕事は定時近くになって一通りのめどが見えた。
残りは明日にするしかない…
パソコンをログオフしながら立ち上がる。
「お先に失礼します…」
「「「お疲れさまです」」」
同僚が口々にデスクからこっちに向かって挨拶をしてくれた。
あの人の姿を探すと、デスクには居なくって…
チラリとホワイトボードを見ると、
今さっきまで作っていた書類の取引先の名前が書かれていた。
いつの間に…
まあ集中しすぎて周りが見えていなかったのは私の方だけど。
おそらくフォローに行っているのだろう。
実は、今日はこれから娘たちを歯医者に連れて行かなければいけない。
急がないと予約の時間に間に合わない。
直接は手がかからなくなったとはいえ、
でも何もかも自分でできるというわけではなく…
予定が変わり思うように仕事が進まなくて思わずため息が出た。
そんな間があれば、早く行かなきゃ…
ロッカーの荷物を掴み、無心で車に向かって歩き始める。
まずは家に帰って、診察券を用意して、
お米だけは炊飯器にセットして出かける。
しばらくはそういう目の回るような忙しさに
ただこなすだけで飛ぶように時間が過ぎていくのだが…
残りは明日にするしかない…
パソコンをログオフしながら立ち上がる。
「お先に失礼します…」
「「「お疲れさまです」」」
同僚が口々にデスクからこっちに向かって挨拶をしてくれた。
あの人の姿を探すと、デスクには居なくって…
チラリとホワイトボードを見ると、
今さっきまで作っていた書類の取引先の名前が書かれていた。
いつの間に…
まあ集中しすぎて周りが見えていなかったのは私の方だけど。
おそらくフォローに行っているのだろう。
実は、今日はこれから娘たちを歯医者に連れて行かなければいけない。
急がないと予約の時間に間に合わない。
直接は手がかからなくなったとはいえ、
でも何もかも自分でできるというわけではなく…
予定が変わり思うように仕事が進まなくて思わずため息が出た。
そんな間があれば、早く行かなきゃ…
ロッカーの荷物を掴み、無心で車に向かって歩き始める。
まずは家に帰って、診察券を用意して、
お米だけは炊飯器にセットして出かける。
しばらくはそういう目の回るような忙しさに
ただこなすだけで飛ぶように時間が過ぎていくのだが…