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第2章 その想い

玄関で壁に押し付けたまま、たった一度貫いただけでイき、

完全に意識を手放すほど感じやすかった女…

それから俺は仕方がなく脱力した彼女から、ジュボッと

卑猥な音を響かせながらまだ興奮冷めやらぬ自身を抜き取った。


ヒヤッとする自身が寂しげにヒクつく。

どちらのものなのかわからないぬめりを纏った自身を見つめ

淫猥な眺めにニヤッとした。



それにしても危なかった…

何も考えられず、ただ挿（い）れたくて挿（い）れたくて…

勢いだけで放ってしまう所だった。

彼女がピルを飲んでいるのかなんて全く気にもしなかった。

今宵限りの情事に、妊娠なんて責任のかかるリスクはいらない…


それにしても、彼女の膣（なか）は気持ちよかった…

ただ一度挿し貫き、その突先が奥に行き着き当たった瞬間

全体が引きずり込まれるように絞り上げられ、

締め付けられる強烈な快感を確かにソコに感じた。

思い出しただけでも…

自身に力が籠る。


しばらくは目を覚まさないのなら…

俺は欲望の証をそのままに冷え切ったひなを胸に抱き直して

奥にあるベッドルームに連れて行った。

お楽しみはこれからだ。

転勤してきてから女の躰を断っていたから…

久々の期待に胸が躍った。