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そのキスの代償は……
第2章 その想い
そんな、本当に最悪の気分で毎日を何とか生き、何とか働いているとき…
あの人は突然転勤してきた。
いつもの異動。いつのも新しい上司。
うちの会社では別に珍しいことではないはずだった。
私にはそんなに大きな影響のある事ではないはずだったのに…
仕事はできる。仕事上の人間関係もそつなくこなしていた。
でも纏う空気には陰があり、危険な雰囲気を醸し出す上司だった。
関わらない方がいい…
もう男はたくさん。
それなのに、あの人の扱う仕事は規模が大きく…
フォローに入るのがよりによって私になった。
仕事を一緒にしてみると、その事実が重荷になる以上に勉強になって…
お互いが仕事上では最も相性のいい相棒になった。
でも所詮それだけの関係。
それ以上はまずい…
そう思いながらも、視線がどうしてもあの人を追う。
あの人がなぜか…
どうしても気になってしまう。
私はあんな夫でも結婚している人妻なのにどうして?
もう…
もう…
男なんていいじゃないの?
時にそう自問自答することもあったが、家に仕事に…
そして、離婚の手続きを始めてからは
そんなことを考える余裕すらなくなっていった。
そして、離婚が成立した時、考えずに押し込めておいた
気持ちが一気に解放される。
あの人が欲しい。女としてあの人に抱かれたい。
あの人は突然転勤してきた。
いつもの異動。いつのも新しい上司。
うちの会社では別に珍しいことではないはずだった。
私にはそんなに大きな影響のある事ではないはずだったのに…
仕事はできる。仕事上の人間関係もそつなくこなしていた。
でも纏う空気には陰があり、危険な雰囲気を醸し出す上司だった。
関わらない方がいい…
もう男はたくさん。
それなのに、あの人の扱う仕事は規模が大きく…
フォローに入るのがよりによって私になった。
仕事を一緒にしてみると、その事実が重荷になる以上に勉強になって…
お互いが仕事上では最も相性のいい相棒になった。
でも所詮それだけの関係。
それ以上はまずい…
そう思いながらも、視線がどうしてもあの人を追う。
あの人がなぜか…
どうしても気になってしまう。
私はあんな夫でも結婚している人妻なのにどうして?
もう…
もう…
男なんていいじゃないの?
時にそう自問自答することもあったが、家に仕事に…
そして、離婚の手続きを始めてからは
そんなことを考える余裕すらなくなっていった。
そして、離婚が成立した時、考えずに押し込めておいた
気持ちが一気に解放される。
あの人が欲しい。女としてあの人に抱かれたい。