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そのキスの代償は……
第4章 その事後
瞳を閉じたまま背をタイルにもたれかける。

浴室でクチュクチュと蜜音を響かせながら

私は熱心に何度も何度も弄んだ。

「んんいやぁ~…

んあっ…

やぁんっ」

弄れば弄る程、どこを触ればいいのかわかってきて、

昨夜の情事を反芻しながら何度も何度も震え、達し続けた。

それでも飽くことなく私は悦楽を欲するままに貪る。


指で…

シャワーで…

あの人がそこにいると思いながら、自分の躰を極限まで苛めに苛め抜いた。


昇り詰めるような快感が続き、躰が生理的な刺激にビクビクと震える。

止めればゆっくりと躰から心地いい痺れが波のように引いていく。

ドロドロになりながらも、それでもまだ足りなかった。


もっともっと欲しくて…

もっと気持ちよくなりたくて…

もっと満たされたくて…

その行為にただ耽った。


今まで自分で慰めることは知っていても、

そんなこと恥ずかしくてできなかったのに…


でも結局、躰中に何度も何度も快感の刺激を送り込んでみても、

それは所詮己の作り出すまがいものでしかなく、

心まで満足できるわけもなく…

こんな快感に身を震わせながらそれでも止められない自分を、

嘲笑うしかなかった。
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