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ナツキとあの場所で
第4章 三陽寺で待ち合わせ(前編)
8月2日
お昼すぎに夏生の家に電話をかけた。
昨日3人と遊んだ帰りに夏生の家に寄ってコロコロコミックを借りて帰ろうと思っていたけど、忘れてそのまま帰ってしまった。
僕は別にコロコロを買えないほどの貧乏というわけではないけど
別に友達の家でも読めるし読み終えたら場所を取るだけだけと自分の中では考えていた。
でもやっぱり読みたいものは読みたいし、半分まで読んでたので尚更全部読みたかった。
「はーい。川崎です。」
夏生のお母さんの声だ。
「あ、こんにちは。夏生ちゃんおられますか?」
「あ~しょうちゃん。この前は一緒に行ったってくれてありがとねプール。夏生今二階に居るわ。呼ぶわね」
「あの後もしかして自転車変えて欲しいとか言ってませんでした?」
「言ってた!男用の自転車がほしいって。でもなんで?」
やっぱりかと僕は思った。
夏生は気に入ったものをすぐ欲しがる。
「帰り道に僕の自転車貸したんですけど変速機が気に入ったみたいですね(笑)」
お昼すぎに夏生の家に電話をかけた。
昨日3人と遊んだ帰りに夏生の家に寄ってコロコロコミックを借りて帰ろうと思っていたけど、忘れてそのまま帰ってしまった。
僕は別にコロコロを買えないほどの貧乏というわけではないけど
別に友達の家でも読めるし読み終えたら場所を取るだけだけと自分の中では考えていた。
でもやっぱり読みたいものは読みたいし、半分まで読んでたので尚更全部読みたかった。
「はーい。川崎です。」
夏生のお母さんの声だ。
「あ、こんにちは。夏生ちゃんおられますか?」
「あ~しょうちゃん。この前は一緒に行ったってくれてありがとねプール。夏生今二階に居るわ。呼ぶわね」
「あの後もしかして自転車変えて欲しいとか言ってませんでした?」
「言ってた!男用の自転車がほしいって。でもなんで?」
やっぱりかと僕は思った。
夏生は気に入ったものをすぐ欲しがる。
「帰り道に僕の自転車貸したんですけど変速機が気に入ったみたいですね(笑)」