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ナツキとあの場所で
第4章 三陽寺で待ち合わせ(前編)
お母さんに夏生と遊ぶことを伝えりんごジュースを一杯飲んで自転車を転がした。
夏生の家には寄らず直でサンヨウに向かう。
サンヨウに着くと下級生が2人でキャッチボールをしているだけで辺りを見回しても夏生は居ないようだ。
(距離的には夏生の家のほうが近いし先に着いてるはずなんだけどなぁ)
(あっ)
もしかすると先に来ていたけど「別の場所」で待ってるのかも
自転車で少し公園を外から迂回して逆方向にある入口から入る。
その別の場所とは公園側ではなくお寺側のことだった。
夏生はやはりそこに居た。
賽銭箱の隣でコロコロコミックを抱えながら三角座りしている。
「よくここに居るってわかったね」
今日は幾分足が長く見える夏生。
デニムショートパンツを履いてるから錯覚かもしれない。
「公園じゃないならこっちに居るやろな~って思ってた」
「まあキャッチボールしてるひと居たからなぁ~」
と言い、膝の上に載せたコロコロを渡してきた。
夏生の家には寄らず直でサンヨウに向かう。
サンヨウに着くと下級生が2人でキャッチボールをしているだけで辺りを見回しても夏生は居ないようだ。
(距離的には夏生の家のほうが近いし先に着いてるはずなんだけどなぁ)
(あっ)
もしかすると先に来ていたけど「別の場所」で待ってるのかも
自転車で少し公園を外から迂回して逆方向にある入口から入る。
その別の場所とは公園側ではなくお寺側のことだった。
夏生はやはりそこに居た。
賽銭箱の隣でコロコロコミックを抱えながら三角座りしている。
「よくここに居るってわかったね」
今日は幾分足が長く見える夏生。
デニムショートパンツを履いてるから錯覚かもしれない。
「公園じゃないならこっちに居るやろな~って思ってた」
「まあキャッチボールしてるひと居たからなぁ~」
と言い、膝の上に載せたコロコロを渡してきた。