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ナツキとあの場所で
第4章 三陽寺で待ち合わせ(前編)
「説明してもわからんかもしれんけど、死ぬほど痛い、地獄痛」
「そんなに?!それってどんな種類の痛みなん?」
「何もしたく無くなるようなお腹の奥深くまで響く痛み、声も出なくなる」
「野球選手が当たってうずくまってるの見たこと無い?」
痛みを口で言っても分かりづらいので、誰でも1度は見たことがあるであろう例を出してみた。
「ある。ずっとしゃがんでうずくまってる。」
「大の大人があれくらい動けなくなる。動こうと思いたく無くなる感じ」
「キャッチャーがちょっと当たっただけなのに担架で運ばれたの思い出した・・・」
夏生はそのキャッチャーの人の事故様子を想像しているようだ。
僕はどうやら足首を蚊に噛まれているようで一旦会話を止めポリポリ掻いていた。
「今私が蹴ったらしょうちゃんも野球選手みたいになるの?」
「はぁ??」
この女は一体何を言ってるんだと心の底から思った。
「仮によ、仮に!」
「屈まって動けなくなるからホントに!絶対やるなよ、夏生はホントにやりそうやわ!」
「へぇ~なんか面白そっ♪」
「そんなに?!それってどんな種類の痛みなん?」
「何もしたく無くなるようなお腹の奥深くまで響く痛み、声も出なくなる」
「野球選手が当たってうずくまってるの見たこと無い?」
痛みを口で言っても分かりづらいので、誰でも1度は見たことがあるであろう例を出してみた。
「ある。ずっとしゃがんでうずくまってる。」
「大の大人があれくらい動けなくなる。動こうと思いたく無くなる感じ」
「キャッチャーがちょっと当たっただけなのに担架で運ばれたの思い出した・・・」
夏生はそのキャッチャーの人の事故様子を想像しているようだ。
僕はどうやら足首を蚊に噛まれているようで一旦会話を止めポリポリ掻いていた。
「今私が蹴ったらしょうちゃんも野球選手みたいになるの?」
「はぁ??」
この女は一体何を言ってるんだと心の底から思った。
「仮によ、仮に!」
「屈まって動けなくなるからホントに!絶対やるなよ、夏生はホントにやりそうやわ!」
「へぇ~なんか面白そっ♪」