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ナツキとあの場所で
第4章 三陽寺で待ち合わせ(前編)
「いやいやいや、待って、それは止めとこ。さすがに触るのはなんかまずいと思う。」
「あ、じゃあ服の上からだけでも・・。感触っていうか、そこに有る事実を確かめたいなぁ~って//」
僕はてっきり直に触られると思ってドキドキしていた。
自分自身とても恥ずかしいし、小学生の分際でそんな淫らなことをしてはいけないだろうという一種のプライドの混じったブレーキがかかっていた。
「ふ、服の上としてもさ//。他に誰か・・、そうや、お父さんに頼めって、家族やん!」
「嫌やぁ絶対!なんか想像できんし、したくもないわぁ。しょうちゃんに頼むほうが4000倍マシっ!」
「わ、わかったから!ちょっと待って!。一回深呼吸させて。」
下を向き呼吸を整え、濡れ縁、すすで汚れたような色の木目を指でなぞる。
興味と言えば簡単だが、変態の一歩手前とも言っていいような提案をしてきてる。
僕は夏生を変態にする加担はしたくない。
でも、彼女はおそらく知的探究心由来の「知りたい」という純粋な願望なのだろう。
それは僕にもよくわかる。「知ってどうするの?」と言われたらそれまでだけど、
不思議なものは知りたいし、確かめたくもなる。
「あ、じゃあ服の上からだけでも・・。感触っていうか、そこに有る事実を確かめたいなぁ~って//」
僕はてっきり直に触られると思ってドキドキしていた。
自分自身とても恥ずかしいし、小学生の分際でそんな淫らなことをしてはいけないだろうという一種のプライドの混じったブレーキがかかっていた。
「ふ、服の上としてもさ//。他に誰か・・、そうや、お父さんに頼めって、家族やん!」
「嫌やぁ絶対!なんか想像できんし、したくもないわぁ。しょうちゃんに頼むほうが4000倍マシっ!」
「わ、わかったから!ちょっと待って!。一回深呼吸させて。」
下を向き呼吸を整え、濡れ縁、すすで汚れたような色の木目を指でなぞる。
興味と言えば簡単だが、変態の一歩手前とも言っていいような提案をしてきてる。
僕は夏生を変態にする加担はしたくない。
でも、彼女はおそらく知的探究心由来の「知りたい」という純粋な願望なのだろう。
それは僕にもよくわかる。「知ってどうするの?」と言われたらそれまでだけど、
不思議なものは知りたいし、確かめたくもなる。