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ナツキとあの場所で
第4章 三陽寺で待ち合わせ(前編)
「わかった・・・。良いで、触っても。」
僕は夏生の好奇心に許した。
性別や体の形の違いで、僕達は異なるタイプの人間なんだと以前は思っていた。
夏生の家に行った日、異性を感じてしまったあの日、まるで親しい友人が亡くなるような喪失感を感じた。
でもそれは違っていたかもしれない。
ある意味、僕と夏生は探究心の表層で表すなら「同種」なのかもしれない。
「う、うん//」
夏生は僕の右に、そっと毛布を被せるように優しく座った。
僕の股間をじぃ~と凝視し左手を伸ばしてきたが上空でずっと手を止めている。
まるで冷凍されたUFOキャッチャーみたいに。
「・・・ど、どうやって触っていいかわからん・・すっごい恥ずかしいっ//ほんま絶対誰にも言わんといてな?」
「幼なじみやん、言うわけ無いやん。ふ、ふつうに被せるように触ったら?」
っと・・澄ました口調で言ったけど、実際はとてつもないほど緊張してるし首から上が熱くなってるのがわかる。
夏生の目は見れなかった。空中に静止する左手だけを見ていた。
僕は夏生の好奇心に許した。
性別や体の形の違いで、僕達は異なるタイプの人間なんだと以前は思っていた。
夏生の家に行った日、異性を感じてしまったあの日、まるで親しい友人が亡くなるような喪失感を感じた。
でもそれは違っていたかもしれない。
ある意味、僕と夏生は探究心の表層で表すなら「同種」なのかもしれない。
「う、うん//」
夏生は僕の右に、そっと毛布を被せるように優しく座った。
僕の股間をじぃ~と凝視し左手を伸ばしてきたが上空でずっと手を止めている。
まるで冷凍されたUFOキャッチャーみたいに。
「・・・ど、どうやって触っていいかわからん・・すっごい恥ずかしいっ//ほんま絶対誰にも言わんといてな?」
「幼なじみやん、言うわけ無いやん。ふ、ふつうに被せるように触ったら?」
っと・・澄ました口調で言ったけど、実際はとてつもないほど緊張してるし首から上が熱くなってるのがわかる。
夏生の目は見れなかった。空中に静止する左手だけを見ていた。