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ナツキとあの場所で
第4章 三陽寺で待ち合わせ(前編)
その左手は機械のような、ぎこちない動きで2cmほど下降してきた。
自分からお願いしたとはいえ、いざ、こんな局面になるとガチガチになるのも無理はない。
逆に自分もこういう時に手をどこに添えたらいいのかわからずガチガチ。
膝の上にちょこんと置くか、後ろで組むか迷う。
鼻で細く息を吸い、固唾を飲もうとしたその時
「あっ・・」
腕がつかれたのか緊張して指先が震えたのかはわからない。
夏生の中指の付け根がすこし触れた。
僕は反射的にナツキの顔を見た。夏生も僕の顔を同時に見た。
「これでいいの?」と言いたげな表情で見つめてくる。
お互い無言だった。この時だけはありがたく感じる蝉の鳴き声。
夏生の手は静かに沈み覆いかぶせるように手の平を乗せる。
僕の感触でもわかる。完全に股間に密着した。
また僕はナツキの顔を見たが、今度は夏生は向いてくれなかった。
特に揉んだり握られたりはしてないし、上にそっと乗せてるだけなのに、きょとんとした顔でじっくり見つめる夏生。
「口空いてるで・・・。」
「あっ(笑) ごめんw」
自分からお願いしたとはいえ、いざ、こんな局面になるとガチガチになるのも無理はない。
逆に自分もこういう時に手をどこに添えたらいいのかわからずガチガチ。
膝の上にちょこんと置くか、後ろで組むか迷う。
鼻で細く息を吸い、固唾を飲もうとしたその時
「あっ・・」
腕がつかれたのか緊張して指先が震えたのかはわからない。
夏生の中指の付け根がすこし触れた。
僕は反射的にナツキの顔を見た。夏生も僕の顔を同時に見た。
「これでいいの?」と言いたげな表情で見つめてくる。
お互い無言だった。この時だけはありがたく感じる蝉の鳴き声。
夏生の手は静かに沈み覆いかぶせるように手の平を乗せる。
僕の感触でもわかる。完全に股間に密着した。
また僕はナツキの顔を見たが、今度は夏生は向いてくれなかった。
特に揉んだり握られたりはしてないし、上にそっと乗せてるだけなのに、きょとんとした顔でじっくり見つめる夏生。
「口空いてるで・・・。」
「あっ(笑) ごめんw」