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ナツキとあの場所で
第4章 三陽寺で待ち合わせ(前編)
勃起という男性の生理現象を知らない人が初めてソレを目の当たりにすると
大きくなる、固くなる等の感想ではなく、「膨らんでくる」という感じ方をするらしい。
その「膨らんでくる」僕の股間をさらに興味津々に触る。
まるで蝶が蛹から成虫に羽化するシーンを見つめるかのように・・。
夏生の手首を掴み、振り解いて触るな!と怒るのもできただろう。でもしなかった。
ある意味吹っ切れていた。ここまで来たらもう全てを理解して知的探究心を満タンまで満たして欲しいとさえ思えた。
「これは勃起って言ってアレが大きくなることなんよ」
自分から解説を切り出した。
「えっ。凄い、初めて見た・・・。な、なんで大きくなるん?」
「そ、それは・・・触られたりとか・・・興奮したりとか・・」
「じゃ、じゃあ今興奮してるん?//」
「夏生が触りまくって来るからやん!」
「ごめんwでもすごい!別の生き物みたい!男子って皆そうなん?」
何故だろう。股間を触られながら和気あいあいと喋る小6男女という異様な光景のはずなのに、意外と自分自身違和感はなかった。むしろ楽しかったかも。
あたりの空気が鬱蒼たる深緑の香りに満ちる三陽寺で。
大きくなる、固くなる等の感想ではなく、「膨らんでくる」という感じ方をするらしい。
その「膨らんでくる」僕の股間をさらに興味津々に触る。
まるで蝶が蛹から成虫に羽化するシーンを見つめるかのように・・。
夏生の手首を掴み、振り解いて触るな!と怒るのもできただろう。でもしなかった。
ある意味吹っ切れていた。ここまで来たらもう全てを理解して知的探究心を満タンまで満たして欲しいとさえ思えた。
「これは勃起って言ってアレが大きくなることなんよ」
自分から解説を切り出した。
「えっ。凄い、初めて見た・・・。な、なんで大きくなるん?」
「そ、それは・・・触られたりとか・・・興奮したりとか・・」
「じゃ、じゃあ今興奮してるん?//」
「夏生が触りまくって来るからやん!」
「ごめんwでもすごい!別の生き物みたい!男子って皆そうなん?」
何故だろう。股間を触られながら和気あいあいと喋る小6男女という異様な光景のはずなのに、意外と自分自身違和感はなかった。むしろ楽しかったかも。
あたりの空気が鬱蒼たる深緑の香りに満ちる三陽寺で。