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ナツキとあの場所で
第5章 三陽寺で待ち合わせ(後編)

「もっと柔らかいかと思ってた・・・こんなに固かったんや・・」

「なんそれぇ~。しょうちゃんのが硬いやん」

「・・・・・」


夏生は本当に何もついてなかった。
ちんちんが無いのは知っていたけどいざ触ってみると「無い」ことが皮膚感覚を通じてハッキリ理解できる。
どこまで下降しても腹部というような感覚。まるでマネキンを触ってるかのような。

今まで触ったことのない不思議な感覚だった。


「す、すごい・・・」
思わず言葉が漏れた。


僕はどこまで硬いか、つまりどこまで骨の範囲なのか調べてみることにした。
この時点で僕は性的な気持ちではなく知的好奇心100%で興味があった。



まず上。
指の腹に少し力を込めグッと押し込みつつ上向きに股間をなぞってみる。
するとヘソから下1/3くらいの部分ですぐにズンとくぼんだ。
ここから上はプニプニで僕と変わらない普通のお腹のようだ。


次に下。
指の腹に力を入れたまま下降してみる。
しかし、夏生は足を閉じていて、もう少し開いてくれないと確かめられない。
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