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ナツキとあの場所で
第5章 三陽寺で待ち合わせ(後編)
「え~めっちゃ見てみたいんやけど// わ、私のも見せるん?」
「うん、だってお互い様やん!」
「絶対恥ずかしい...//幼なじみでも恥ずかしい//」
夏生は何も触っていないのに足をキュッと閉じて股間を隠すみたいに下腹部に両手をちょこんと添えた。
「そ、それは俺も同じやん。でも、幼なじみの夏生にしか見せんよ」
「・・・絶対誰にも言わん?しょうちゃん。。」
「黙ってるに決まってるやん。俺も言われたら困るしな(笑)」
夏生は両手をグーにして膝の上に置き長考している。
「・・・・・分かった。緊張するけどぉ/ /しょうちゃんと私だけの秘密やで?」
「お、おう・・・。」
ドキッとした。
夏生は最後にもう一度僕の股間を触る。
無言だった。
この不思議そうな顔をした少女を少しだけ愛おしく、守ってあげたくなった。
女と男、ただそれだけ。それでも不思議で謎な2つの関係。
空には巻積雲が押し被り、心地よい風が吹いている。
一隅では菫程小さいバッタの幼虫が跳ねた名もない草花がのびのびと自生していた。
「うん、だってお互い様やん!」
「絶対恥ずかしい...//幼なじみでも恥ずかしい//」
夏生は何も触っていないのに足をキュッと閉じて股間を隠すみたいに下腹部に両手をちょこんと添えた。
「そ、それは俺も同じやん。でも、幼なじみの夏生にしか見せんよ」
「・・・絶対誰にも言わん?しょうちゃん。。」
「黙ってるに決まってるやん。俺も言われたら困るしな(笑)」
夏生は両手をグーにして膝の上に置き長考している。
「・・・・・分かった。緊張するけどぉ/ /しょうちゃんと私だけの秘密やで?」
「お、おう・・・。」
ドキッとした。
夏生は最後にもう一度僕の股間を触る。
無言だった。
この不思議そうな顔をした少女を少しだけ愛おしく、守ってあげたくなった。
女と男、ただそれだけ。それでも不思議で謎な2つの関係。
空には巻積雲が押し被り、心地よい風が吹いている。
一隅では菫程小さいバッタの幼虫が跳ねた名もない草花がのびのびと自生していた。