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ナツキとあの場所で
第6章 二人きり屋根の下

無言に気まずくない関係というのは
それほど仲がいい証なのか、それともお互い一人っ子だから沈黙に慣れているだけなのかどっちなのだろう・・・。



そう考えてると
夏生は後ろから背もたれ前後に揺らし、ゆりかごのようにギッタンバッタンと僕を揺らしてきた。



椅子のキシむ音。

前後に揺れるたびに
衣類越しだけれど夏生の腹部がが僕の背中にくっついたり離れたりしてた。

最初は偶然当たるだけかと思ってたけど
夏生も半分スキンシップでお腹を当ててきてるのかも?


(お腹・・・当たってるで。)
と今指摘したら恥ずかしくさせてしまいそうで到底言えない

僕はMではなかったが夏生の積極性も嫌いではないのである。




見上げるようにおそるおそる後ろを振り向く自分・・・・。


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