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ナツキとあの場所で
第1章 プール
「今日はありがとね。一緒に行ってくれて」帰り道、夏生は言い出した。
「ええよ。そんなことよりお腹へった~」
「じゃあウチで食べてく?(笑)」
「いや、それはいい」
夏生は軽くニラみ、また変速機を握ろうとしてきたが僕はサッと避ける。
夏生は笑っていた。
「・・・・」
「あ、ちょっと三陽寺寄っていかへん?」
隧道をくぐり学校の通学路をちょっと脱線すると、三陽(サンヨウ)寺がある。僕らの定番遊びスポットだ。
お寺自体はそれと言って人気スポットでもないのだが、少し広めの公園と隣接していて公園も寺もひとまとめに三陽寺またはサンヨウと呼ばれている。
適当にふらっと訪れればいつも知り合いの誰かが遊んでいてる。
更に夏休み中は、運が良ければ午後6時の鐘を鳴らさせてもらえる。
僕はとりあえず何かを口にしたかったけれど夏生が言うのでしぶしぶ公園側に自転車を止めた。
「ええよ。そんなことよりお腹へった~」
「じゃあウチで食べてく?(笑)」
「いや、それはいい」
夏生は軽くニラみ、また変速機を握ろうとしてきたが僕はサッと避ける。
夏生は笑っていた。
「・・・・」
「あ、ちょっと三陽寺寄っていかへん?」
隧道をくぐり学校の通学路をちょっと脱線すると、三陽(サンヨウ)寺がある。僕らの定番遊びスポットだ。
お寺自体はそれと言って人気スポットでもないのだが、少し広めの公園と隣接していて公園も寺もひとまとめに三陽寺またはサンヨウと呼ばれている。
適当にふらっと訪れればいつも知り合いの誰かが遊んでいてる。
更に夏休み中は、運が良ければ午後6時の鐘を鳴らさせてもらえる。
僕はとりあえず何かを口にしたかったけれど夏生が言うのでしぶしぶ公園側に自転車を止めた。