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やさしいキスをして?
第2章 不意打ち?
カチャ…
『ただいま〜…』
──ホッ。靴がない。良かった!ゆうひは居ないわね。
マドカと散々寄り道して帰ると、もう8時半を回っていた。部活がある日でももう少し早く帰れるのに。とにかく今日は、ゆうひから逃げることばっかり考えてたから…すごく疲れた。
『あら、おかえり。夕飯の残りあるけど食べる?』
『ううん、マドカと食べてきたから。』
リビングでお母さんと話すと、当然、話題はこれに。
『惜しかったわね〜後10分早ければ、ゆうひくんと会えたのに。』
……危なかった。たった10分差か。よく粘ったわね、あいつ…