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やさしいキスをして?
第10章 番外編


〉〉こんばんは。
先日はすみませんでした。良ければ明日、少し話をしたいです。会ってもらえないでしょうか?


夕飯を済ませて部屋へ戻ると、三島くんから連絡が来ていた。かぶりつくようにメッセージを読むや、急いで返信する。


〈〈私こそ、ひどいこと言ってごめんなさい。明日、私はいつでもいいよ。いつにする?

〉〉昼休みに。昼食を一緒にいいですか?

〈〈うん、どこで待ち合わせする?

〉〉教室へ迎えに行きます。


やり取りはあっという間。謝罪は先を越されちゃったけど、こうしてまたLiNEできてよかった。そんな風に思っていると…


〉〉返信してくれてありがとう。
明日、会えるのを心待ちにしています。


ウサギのスタンプと共に、送られた言葉。心待ち…という文字に胸がキュッとなる。


『早く、会いたい…』


きっと仲直りできるよね…?三島くんにちゃんと謝って、それから、それからっ……!布団に潜ってからも、頭の中は三島くんのことだらけ。朝が来るのがすごくすごく待ち遠しい夜だった。



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