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やさしいキスをして?
第10章 番外編
『お…お弁当っ…!』
突き出したはいいけど、恥ずかしすぎる。
『あの…か、勝手に三島くんのもつつ作っ…作っちゃって…そ、それで…//』
どうしよう…三島くん、引いてる?
『無理にとは言わないけど…よ、よ、良かったら…///だからね?!パンの心配はしなくていいから、ケ、ケガの手当てを…っ!』
いつもの三島くん並にどもりつつ、恐る恐る見上げてみると…
『…………//////!!』
トマトみたいに真っ赤な顔の三島くんが、口を開けて放心中。これって喜んでくれた…?
『そ、園山さん…』
『は、はい…?』
あれ、やっぱり引いた?分かんない!三島くんが何を考えてるか、分かんなくて、不安で、怖くて、超恥ずかしくて!私は目を頑なに閉じて返事をした。見えない代わりに、ドクドクいってる心臓の音がやけに大きく聴こえてくる。