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やさしいキスをして?
第10章 番外編


『じゃあまたね、マドカ、三島くん!』

『やいミッシー!明日こそは、何て言ったか教えろよ?!マブダチ相手に隠し事なんて、ダメだかんなー!』

『いつ君と僕がマブダチになったんだ。』

『あ・ん・だ・とぉ〜!』

『電車来るから、もう行くね!ほらゆうひ、走るよっ!』


帰り際、最後まで騒いでいたゆうひくんを引っ張って、あさひはホームへ消えてった。


『はぁ…くどい男だ。心底疲れた。』

『うふふ…でも、楽しかったね?』

『…はい//』


その後、私達も電車に乗り込んだ。


『いつも送ってもらって、ごめんね。明日も朝練でしょ?無理しないで、あさひ達と帰っても良かったんだよ…?』

『いえ。一刻も早く離れたかったですし。それに…』


パチッと目が合って、啓太くんは俯いた。



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