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やさしいキスをして?
第10章 番外編
『あ、オレらのことはお気にならさず。どうぞ、続きをやって下さい。』
『え?つ、続きって…///』
『ね〜ね〜、早くちゅーしてぇ?』
ニヤつく高学年と、はしゃぐ低学年。ちゅ…ちゅーしてって…もしかして、今までのこと全部見られてたのかな///?!子供だし…どう対応すれば……//?
『………君達、いつからそこに居たんですか?』
ここで、啓太くんが話しかけた。平静を取り戻したらしいその声は、妙に落ち着いていて…というか、不気味なくらいに超低音。
『はあ?いつからって、ずっとだし。おれら、おにーさん達が来るずっと前からココに居たぜ?弟が失くしたオモチャを探しててさ。ちょうどさっき、この椅子の下で発見して…あ、見つけたのは、このオレなんだけど!』
得意げに胸を張る男の子を見ても、啓太くんは無反応。……にしても、そっか。誰もいないと思ってたこの公園には…実は先客がいたって、そういうことなのね?