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やさしいキスをして?
第10章 番外編
スウゥーっと息を吸った啓太くんは…
『補導員を呼びましょう。』
『待っ………てぇえ///?』
『それとも警察がいいですかね?』
真顔で言い放たれ、私は絶句…
『はぁ?ちょっと待てよ!おにーさんもしかして、オレらのこと通報する気かよ!』
子供達は食ってかかった。クルッと頭だけ振り返った啓太くんは無言だったけど…強烈な負のオーラが出ててることは間違いなくて。…間も無く、血相を変えた二人は足早に走り去って行った。
二人とも、ちょっと半泣きに見えたけど…。啓太くんて…怒ると容赦ないんだなぁ。ゆうひくんとの言い合いの方が、よっぽど穏やかに思えちゃう…