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やさしいキスをして?
第11章 おまけ〈三島〉
『まどかちゃん!お待たせしました!』
『あ、お疲れさま!…じゃあ、ありがとね』
僕が戻ると、まどかちゃんは一緒にいた女子達に手を振って、駆け寄ってくれた。
『急に一人にして、申し訳ありませんでした。今の、お友達ですか…?』
『うん。たまたま通りかかって、立ち話してたの。だから私は平気よ。そっちは、大丈夫だった?』
良かった…!結局20分は待たせてしまったし、誰かと時間をやり過ごせていたなら、助かった。僕はもう一度謝って、それから今度こそッ!まどかちゃんの手を握ろうと……