この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
やさしいキスをして?
第12章 おまけ〈マドカ〉
ドンッ
火照る顔を隠そうと。余所見をしたそばから、人にぶつかって。
『きゃっ…!』
コケる!!と思った瞬間
『大丈夫…?!』
『う、うん、ありが…』
体はしっかりと啓太くんに支えられていて。ホッとしたのも束の間…顔が近すぎて、合った目をすぐ逸らす。
『ご、ごめん…//!』
『ううんっ…//!』
ごめんと一緒に離れた手。心なしか、二人の距離もさっきより開いてる。
『あはは!もう何やってんのよ〜』
『ははは!だからさぁ〜…』
もうホント何やってんだろ、私。一人舞い上がってドジ踏んで。助けてもらったのに避けるような態度とっちゃって。せっかく一週間ぶりに会えたのに、あさひ達みたいに会話も弾まない…