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やさしいキスをして?
第12章 おまけ〈マドカ〉


『ばかね!この人混みかき分けて進むとか、あり得ないでしょーが!あんた迷子になりたいの?!』

『倉田さんの言う通りだ。行ったとして、ここまで戻って来れなくなるぞ。やめておけ』

『もうすぐ年明けだよ?はぐれちゃったら、一緒に来た意味ないじゃない。』


全員一致の反対。それでもゆうひくんはヘコたれない。


『んなこと言ってもよ〜…減ったもんは減ったし。あさひだって小腹減ってんだろ?』

『そりゃー…でもダメ!我慢しなさい。』

『だーいじょーぶ!いい考えがあるんだ!』


にぱっと笑ったゆうひくんは、何やらあさひに耳打ちをした。あの顔…何かイタズラを思いついたみたいね…


『んじゃ!行ってくっから!』


あさひの肩を抱いたゆうひくんは意気揚々と片手を挙げた。どうやら…あさひを病人に見立てて、スムーズに道をあけてもらう作戦!らしい。


『……バチあたりな奴だ。』

『……あれでいて、真剣なんだけどね。』


二人の後ろ姿を見送った私達は、やれやれと息をついた。



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