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やさしいキスをして?
第12章 おまけ〈マドカ〉
『え、あ…おめでとうございます…!』
見間違いじゃなく。そのふてくされた顔は、明らかに不機嫌を物語っていて。目は少し宙を彷徨ってる。
『今年も…よろしくお願いします…』
『こ…こちらこそ!よろしくお願いします…』
ぎこちなく挨拶を交わした後、すぐさま
『おぉ〜い!』
『マドカ〜三島くーん!』
二人と合流した。
『あけおめ〜!いやぁー惜しかった!あとちょっとで間に合ったのになぁ〜!!』
『もぉ〜誰のせいよ!改めて二人共、あけましておめでと!』
『うん!あけましておめでとう!それに、誕生日おめでとう!!』
例年通り二人へ新年の挨拶とお祝いの言葉を贈って、気づいた。さっきの、目隠しって…