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やさしいキスをして?
第13章 おまけ〈あさひ〉


『おい、部屋には入れねーぞ。もういーから大人しく帰…』

『うっさいわねッあんたこそ!病人は病人らしく、大人しく看病されてりゃいーのよ!』


止めるのも聞かず、強引に部屋に入ってやった。さっきから帰れ帰れって…なんなのよ、その態度っ!


『ほら寝て!熱測って!お水はここに置いとくからね!』


散らかりぎみのゆうひの部屋で、あたしは勝手に仕切り出す。ため息はつくものの、一応言う通り、ゆうひはベッドで体温計を挟んだ。


『…おい看護婦。』

『ハァ?!』

『そこのビニール袋。そん中にマスク入ってっから。居るならせめて、それ着けて看病してくれ。』

『………!』


ムスッと拗ねた目をして、顎で机の上を指し示す。いつも温厚なゆうひだけど、こんな風にたまに気が荒れることもある。そういう時は大抵、心に余裕がない時だ。



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