この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
やさしいキスをして?
第14章 おまけ〈マドカ②〉
『あの二人には…ジッとしていること自体、無理難題ですからね…』
『あは、そうよね…』
あさひ達を眺める啓太くんの横顔に、反射した川の光。ゆらゆらと、時折キラッと強く放っては、また揺れて。端正な顔立ちが際立つよう…キレイだなぁ…
『どうしたの、ボーッとして?』
こっちを向いた啓太くんは、
柔らかく目を細め…
『ひゃ?!や、やめへよぉ〜//!』
『ふはっ…おもちみたい//』
私の頬っぺで遊んで、愉快そうに笑った。
『もぉ!お返しッ//』
『…はは、残念。』
スカッとかわした攻撃に、してやったり顔。なにその爽やかさ!啓太くんてばズルい…
『もおぉ…//』
『あはは、今度はおたふくみたいだね。』
覗いてくる顔さえも、キラキラ光ってて。
なんかもう、到底敵わない…
『啓太くんの意地悪っ//』
『はは、そう…?けどまどかちゃん、楽しそうだよ?』
だって楽しいもん。
こういう時間は好き。
好き。啓太くんが大好き。