この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
やさしいキスをして?
第14章 おまけ〈マドカ②〉
『もったいないのはアタシの方。贅沢すぎて、いつか罰があたりそう…』
しっとりと辺りの空気が冷えていく。撫でる手は愛おしそうなのに…また、どこか別の所を見てるみたい…?
『うう〜ん、ちえみ〜♡』
再び、寝ぼけたトオルくんが擦りつくと
『…ふふ、ほら立って?部屋まで行きましょ。それじゃ、この大きな坊やを寝かしつけて来るから…あ、お風呂。トオルの順番は飛ばしといて。どうせ朝まで起きないわ。じゃ、お先にオヤスミ〜』
最後はいつも通り、明るく笑って上がって行った。