この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
やさしいキスをして?
第14章 おまけ〈マドカ②〉
ザアァ───────…
『…………』
それじゃあオヤスミと、みんなと解散して約一時間。時刻は午前1時半を回ってる。
ザアァ───────…
『…………』
お布団に潜ってもう40分…ああ…こんな…
ザアァ───────…
「癒しの音も、夜になると不気味に聴こえてくるもんよ。森の静けさと合いまって、恐怖になる」
ザアァ───────…
チエちゃん…ようやく分かりました。
川の音の奥深さを。
ザアァ───────…
『う…うぅぅ眠れないぃいい…!』
いくら布団を被っても、消せない川の流水音。山は本当に静かで。水の音以外、何にも音がしない。だからこそ、こればっかりが聴こえてきて仕方が無い。
ザアァ───────…
耳慣れない、急く速さ。気が散って気が散って、ちっとも心が休まらない…むしろ怖い!考えれば考えるほど、怖くて怖くて寝れないのっ!!
ザアァ───────…
『…………』
ザアァ───────…
もーーーーいやーーーーーっっ!!!!!