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やさしいキスをして?
第14章 おまけ〈マドカ②〉
『ごごっごめんなさい…!!邪魔しないって言ったのに、はしゃいじゃって…//!』
急いでベッドから降りて、直立っ!無理やり部屋に入りこんだ挙句、ベッドに乗り上げるって…どんだけデリカシーに欠けてるのっ私…///?!
『おとなしくす、りゅ…っくしゅ!』
そしてダメ押しのクシャミ。
やばい。私、本当にウザいかも…
『はぁ…』とついた啓太くんのため息に、思わず俯いてしまう。呆れた?怒った?どうしよう…っ深夜に声を潜めて話さなかったのも、気に障ってしまったかも…!
『……あまり油断しないで下さい。』
ふわっと掛けてくれたカーディガンから、啓太くんの匂い。
『あ…ありがとう…!』
『…………』
やっぱり優しい…!
啓太くんが優しいのはいつものことだけど。心細い時に受取る優しさって…染みるよぉ…