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やさしいキスをして?
第14章 おまけ〈マドカ②〉
『…できたよ〜!』
啓太くんがシャワーからあがってまもなく、洗濯機の乾燥モード終了のメロディーが鳴った。
『ジャージありがとう。』
『ううん、これからどうしよっか…』
啓太くんの着替えも終わり、手持ち無沙汰になった私達は壁掛け時計を見上げた。時刻は午後4時…本来なら、みんなと一緒に夕飯を済ませて帰る予定だったのよね…
『ご飯には早いし…何かおやつでも食べよっか?コーヒーも淹れるよ。』
『うん…じゃあお願いしてもいいですか?』
外は依然、雨。むしろ台風みたいに強風になってきたんだけど…今日中に治まるのかな。啓太くん帰れないんじゃ…?一応夕飯のメニューも考えておこう…そう思って、冷蔵庫を開けた時…
ッブチ
辺り一面、真っ暗になった。